たまごを食べよう!。

朝食のオムレツ
朝食のオムレツ
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たまごの力

今日はお料理の記事というか、たまごってとっても優秀、というそんなおはなしです。

「たまごはある程度積極的に食べた方が良い」というような話題が出ると、いまだに「コレステロールが気になる」と言う人がたくさんいます。 

調べてみると確かにこの5年か6年くらい前までは、日本でも欧米でもたまごはコレステロール値が高いからたくさん食べてはいけない、というようなことがお医者さんたちの間で言われていたようです。

数字だけで見れば確かに鶏卵ひとつ(M玉)に含まれるコレステロールは250mg前後と高く、成人が1日に摂取しても良いと推奨されていた量の半分以上にもなるので、その頃までは食べても1日1個という考え方が一般的だったようです。

ですが今現在の研究では、たまごを2個、3個と食べても血中のコレステロール値の上昇が見られないどころか、むしろ逆にたまごに含まれるオメガ3脂肪酸がコレステロール値を下げてくれる働きをするという研究もあることなどから見方がだいぶ変わってきています。

時代とともに塗り替えられる新常識

現在、僕は42歳になるのですが、ここ数年前から自分が食べるものに対してとても気をつけるようになりました。 

というのも、10代、20代の頃にはどんな時間帯に何を食べても体調の不良や変化みたいなものを特に感じたことはなかったのですが、30代後半を過ぎたあたりからは、食べたものが少し大げさに言えばそのまま体調や体型に反映されるような感覚をおぼえるようになったのです。

そして以後だんだんと自分が口にするものにどういった栄養素があって身体にどんな影響を与えるのかということを意識するようになりました。

もうここまで話せばきっと、僕が何を言いたいのかがわかると思いますが、そうした中でたまごの栄養価というのはとても優秀だということです。

最高のアンチエイジング食材

若かった頃には『健康や長生き』といったような言葉は耳を素通りしていってしまっていましたが、やはり今になっては食べ物に対しての意識やほんの少しの努力が、これからの人生のパフォーマンスを大きく変えるということをよく知っていますので、必然的に身体に良い食べ物を選ぶ、ということにとても注意がいくようになりました。

そうした観念から考えても、たまごは安価でいつでも誰にでも欲しい時に手に入りやすく、書き出せばキリがないくらいの豊富なビタミンにミネラル群を非常にバランスよく含んでいる上、料理にもお菓子にもとアレンジ次第で無限に使えるという、まさに食材としては最高のものだと思います。

おまけに卵白が含むタンパク質は最高に純度が高く、筋肉や肌、加えて髪の毛や爪の材料にもなる欠かせないものですので、適度な運動をして代謝をうながし、適度な量を食べれば、アンチエイジングとしてとても優秀です。

2017年に亡くなってしまいましたが、その当時117歳で世界で最も長生きをしていたイタリアのエマおばあちゃんは、晩年は毎日2つ、それ以前は3つの卵を欠かすことなく食べていたということです。

朝はオムレツ?目玉焼き?。

オムレツの材料
オムレツの材料

以前オテル・リッツで働いていた時に朝食を作っていたことがあるので、今日はその経験を生かして誰にでも簡単に焼くことができるオムレツの作り方を紹介したいと思います。

ただただ健康のことだけをストイックに考えるのならば余分な脂質も取らずに済む『ゆで卵』が良いのかもしれませんが、やはりトッピングを変えることでいろんな味が楽しめるオムレツはとてもおすすめです。

まずは直径20センチくらいの大きさのフッ素加工がされたフライパンを用意してください。

伝統的にフランスではフォークを使って割ったたまごをかき混ぜ、さらにフライパンで焼く時にもそのままフォークを使ってオムレツを焼くのですが、フッ素加工が傷んでしまうことからやはり耐熱シリコンなどでできた柔軟性のあるヘラを使うことをお勧めします。

たまご2つを適当な器に割り入れ、お塩をひとつまみ入れてフォーク、あるいはお箸でよくかき混ぜます。 

ホテルで大量に作る時には1度にたくさんのたまごを割ってハンドミキサーでサラサラになるまでよく混ぜ、さらに目の細かいザルにこしたものをオタマでフライパンに入れながら使っていましたが、家庭では毎日のことですし、手っ取り早く作れるということも大切になりますのでわざわざミキサーにかける必要もないでしょう。

中火に温めたフライパンに薄く油を塗り、ひとかけのバターを入れます。 バターが溶けきる頃を見計らって溶いたたまごをフライパンに流し入れ、フライパンの底全面にヘラが触れるように混ぜ、半分くらい固まりかけてきたら好きなトッピングを入れます。

オテル・リッツで働いていた時に一番人気があったのはハムとチーズでしたがその他にもマッシュルームにトマトにほうれん草、炒めた玉ねぎやハーブなどもトッピングによく使っていました。

あまりたくさんトッピングを入れると上手にまとまらないので無理のない量を横一文字に置きます。

次にちょうどトッピングに被さるようにへラを利用して奥側から手前に折るようにたまごを起こします。

この時に両端をより多く折るようにしますと、最後にカタチが木の葉型にまとまりやすくなります。

ちなみに僕は何もトッピングを入れないプレーンオムレツが一番好きです。 

フライパンを手前側に傾けながら、さらにヘラを使ってコロンと手前にオムレツを転がすようにおこし、数秒底が温まってくっつく(閉じる)のを待ったら奥に押しヘラで出すようにしてから形を整えます。

形が整う頃には中もちょうどフワッと半熟くらいになっていますが、よく焼いた方が好みだという方は少し弱火で置いておき、しっかりと焼けるのを待ちます。(この時に蓋を利用するのも良いです。)

サラダを添えて出来上がりです
サラダを添えて出来上がりです

さて、出来上がりましたのでお皿に乗せ、今日は横にサラダをあしらって完成です。 

お客さんに出すような時には最後にオムレツの表面に溶かしたバターをハケで塗ってあげると艶が出て見栄えがとても良くなります。

目玉焼き

目玉焼きとサラダ
目玉焼きとサラダ

ついでに番外編として、プロの料理人がつくる目玉焼きの焼き方も紹介します。 

まず、火にかける前の冷たいフライパンに薄く油を敷き、下味として軽く塩を振ります。 

そうしたらたまごをゆっくりと割り入れ、弱火にかけます。 

序盤、見栄えが良くなるので卵黄の位置が中央に来るように落ち着くまで、指やヘラを使って支えながら10秒くらい待ちます。 そのままゆっくり弱火で好みの焼き加減に焼きます

黄身の表面が白くなってしまいますが、もしも急ぐ時には蓋をするのも手ですね。

というわけで今日はたまごの素晴らしさについて少し綴ってみました。

よろしければ早速、明日の朝にでも美味しいたまごを焼いてみてはいかがでしょう?

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