コロナウィルス 3

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ロックダウンから早一月半

流れゆく雲。今この空の下で起きている非日常、ロックダウン。

フランスでのロックダウンが始まってから約一月半、シュールなこの状況におそらくフランス国民全員がすっかり慣れてしまったのではと思います。毎日報道される改善に向かう目処の立たない新型コロナウィルス被害拡大のニュース。全世界で同時に起こっているこの異常事態には逃げる場所もありません。

自宅待機命令を出したフランスは雇用者に対して給料のおよそ8割を負担してくれますが、個人事業主や企業に対しての保証がどれくらいされるのかは、今の時点ではまだはっきりしていないようなので、経営に直接携わる人達はまだまだ不安を多く抱えていると思います。

どうしても外へ働きに出る必要がある人達を除けば、大多数の国民は自宅に留まっていなければいけないので、強制的に普段の生活よりもはるかに長い時間を同居者と過ごさなくてはなりません。その為ストレスから離婚やDVの問題が多くなっているということも事も一部取り上げられていますが、SNSの投稿を見ている限りは家族と大切な時間を過ごせているという人たちも多くいるようです。

僕は食料の買い出しに、およそ3日に一度の割合で最寄りの大型スーパーマーケットを利用していますが、相変わらず毎回長蛇の列ができていて30分ほど列に並ばなくてはお店に入ることができません。トイレットペーパーの買い占めは、ロックダウンが始まってから初めの数日のみで落ち着いて今は店頭に普通に並んでいますが誰もが必要とする安価で栄養価が高く、それでいて保存の効くパスタや卵などは、すぐに売り切れてしまい中でも小麦粉は運がよほど良くなければ手に入れることができません。

僕の毎日の家での過ごし方で、やはり一番気をつけている事は生活自体のリズムを見失ってしまわない事です。たとえば、夜更かしをして朝起きる時間帯が遅くずれ込んでいくことや、食生活の乱れで体重が増えてしまったりする事への自己管理は基本的な事です。加えて家事やバランスの取れた食事の自炊、外出制限による運動不足を解消するための自宅で出来る筋力トレーニングも欠かせません。

フランスでの新型コロナウィルスに対する国の動向や現状、ニュースは地元の友達とのやり取りの中で必然的に耳に入ってきますが正直、気になって仕方がないのは日本の今、そして未来です。 速い段階からロックダウンに踏み切った国々は国民に対して金銭面での保証をする事でロックダウン自体を成立させていますが、国民にマスクを配布する事や、たった一度10万円を支給する事では人々の不安を取り除く事はできませんし、気休めにもなりません。

今の日本は、たとえ経済力が弱っていく中にあったとしても、十分に国民を守っていくことができる力を持っている国だと思います。これまでの歴史を振り返ってみても、日本は何度も逆境から立ち直ってきました。国も人々も、たとえ今までより貧しくなろうとも、生きてさえいればまた必ず立ち直れるはずです。そのために一刻も早く国が全国民に無条件で新型コロナウィルスとの長期戦をしのいでいけるだけの生活費を配り、みんなの明日を生きることへの不安を一刻もはやく取り除いてあげることが今何より優先するべきことだと思います。

コメント

  1. シノブ より:

    どこにいても、日本の心配をしてくれるのね。ミラノ在住のママ友も、ずっと日本は大丈夫??ってメールくれてた。世界のどこにいても、心は一つ!!

    • Nishio Daiki より:

      コメントありがとう!! たとえ身体は遠くにあっても、やっぱり日本は僕にとってすごく大切な国だから平和を願わずにはいられない!!

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