海外に移り住む。

日本を離れ、遠い国へ

パリ セーヌ河岸のブキニスト

既に知れていることですが、ひとむかし前の日本は海外への移住希望者が他の先進国に比べて比較的に少ない国でした。けれど最近は移住する人達が全くといっていいほどに珍しくなくなっていて、その数も増え続けていると思います。

海外転勤や留学など、数年のあいだ生活をして帰国する場合を除いて、無期限で他の国への移住を考える場合は、やはりある程度の準備、そして覚悟が必要になります。というのも、もちろん状況は千差万別ですが、行きたい国へと移り住むには幾つか考えなければならないことがあります。僕が思うにそれは大きく分けて3つあって、1つ目が仕事、 2つ目がヴィザ、そして3つ目が言語の問題です。

ここからは僕の経験からフランスでの場合として話させてもらいますが、おそらくはどこの国でも程度の差こそあれ大凡同じ問題があるのではと思います。 まずは生活の軸となる仕事ですが、現地で仕事を見つけて十分な収入を望もうと思えば、なんらかのスキルをそれなりのレベルで持っていなければなりません。

それに加えてヴィザの取得、さらにはコミュニケーション能力が必要になってきます。つまりはヴィザが無いと仕事は出来ないし、仕事のスキルが無ければヴィザの取得も難しいので、やはりここが一番の難所になるかと思います。 もちろんインターネットを使った仕事などで日本から引き続き仕事をもってこられる場合や、既に心配無く暮らしていける分だけの資産を持っている人などは別ですが。

そして最後に言語、つまりは現地の人たちと話す言葉です。これは英語が母国語な国である場合以外は、上手な英語よりも、出来るならたとえ最初は苦労したとしても現地の言葉を少しでも多く覚えて使ったほうが、当然ながら将来的な生活の幅や奥行きに広がりを持たせていくことが出来ます。 そうしなければ当然、となり近所の人と挨拶を兼ねた世間話すらできずに終始、英語を話せる人たちか、あるいは現地の日本人コミュニティに頼っていかなくてはなりません。

とはいえ、一つ外国語を完全に覚えるということは容易ではないので、それに固執して大きなストレスを抱えるということも避けなくてはいけません。 はじめは話せなくて当たり前。ですが少ない単語しか知らない、流暢に話せないからといって、現地の人たちとのコミュニケーションとることを避け続けていると、ずっと成長出来ないまま時間が経ってしまうので、早めに『出来る限りコミュニケーションをしてみる』というスタンスに切り替える必要があります。

加えて言うなら語学力がまだ追いついていなかったとしても、場の空気に怯えずに、まっすぐと相手の目に視線を合わせるくらいの堂々とした気持ちでいられることが大切です。またそうすることでおのずと場慣れしてきてそれが必ず語学力とコミュニーケーション力の成長に繋がります。

僕がこれまで多くの人種が暮らすパリで見聞きしたこと、思ったこと、感じたこと、そして経験から学んだこと、それらはもちろん、僕の人生の断片的なものに過ぎませんが、これから将来たとえ一時的にでも日本を出て、違う国で働いたり暮してみたいという人たちに、少しでも参考になればと思うのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました