コロナウィルス

外出制限

雨に濡れるパリの街の石畳。

2020年3月中旬、フランス政府から全国民へ、感染者を最小限にとどめる事を目的とした外出制限、及びスーパーマーケットや市場など食料品を扱うお店、薬局や病院、銀行などの生活に絶対必要とされるものを除いた全ての店という店に対して営業一時停止命令が出されました。

これによって外出が許されるのは通勤や食料品の購入、他者との接近を極力避けたジョギングやペットの散歩など一時間以内の健康を目的した外出、それ以外は特別な理由を除いて自宅の外へ出てはいけない、ということが決められました。 それも外出許可証とIDカードを携帯することによってはじめて許され、それらに該当する事なく無闇に出歩くと罰金が科される対象となってしまうのです。

フランスで最初の2人の感染者が報告されてから、本当に瞬く間に今の深刻な状況へと陥ってしまいました。 本来なら今頃、僕はパリに移り住んでからは初めてになる春の一時帰国をして、美しい満開の桜を見るつもりの予定でいたのに当然のことながらそれもキャンセルせざるをえなくなってしまいました。

とはいえ、フランスで仕事を持つ人たちは給料のおよそ84%が保証されることになり、僕もその例外に漏れることなく今回、国からの保護をフランス人達と同様に受けることができるので生活自体の不安がない事は、まさに不幸中の幸いです。

最寄りの大型スーパーマーケットでは、連日更なる感染者を防ぐために一度に大勢の客を入店させることを避け、店の外には個々が1メートル以上の距離をとった長蛇の列ができています。 トイレットペーパー、パスタや長期保存の効く食料品の買い占めの為に食料品の棚は大きくガラ空きになってしまっている状態が続いています。

日本では今回に始まったことではなく、外出時にマスクをすることが珍しくない文化にありますが、ここヨーロッパにおいてはよほどの事がない限りはマスクをして外を歩くという事はありませんでした。むしろたとえ病気であったとしてもマスクをして外を歩けば、すれ違う人々から怪訝な顔をされてしまう位になじみの薄いものでしたが、今ではインフルエンザが流行る時期の日本のようにたくさんの人がマスクをしています。

今までいろんなパリの顔を見てきましたが、街は異様に静まり返っていて、まるでゴーストタウンのようです。まさか世界がこんな風になるなんて、一体誰が想像できたでしょう? 一刻も早くこの状態が改善の方向に向かってくれることを心より願います。

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